「高燃費なクルマ」は燃費がいいクルマなのか

昔は1リットル100円も出せばおつりが出たガソリンが
200円近くにまで値上がりすると
乗っているクルマの買い替えをつい検討したくなる。


で、燃費のいいクルマを一般的には
「低燃費車」と表現することが多いと思うのだけど
逆に、車体や排気量の大きい四輪駆動のRV車など、どちらかといえば燃費に難があるクルマを
「高燃費車」とは、あまり呼ばないような気がした。


気になってGoogle先生に尋ねてみると、おもしろい結果が出てきた。

  • 低燃費 - Google 検索
    • 「低燃費」の検索結果。200万件強ヒットする。
    • 件数だけ見てみれば、燃費のよい車=低燃費車、という表現が最もよく受け入れられているみたい。
  • 高燃費 - Google 検索
    • 「高燃費」の検索結果。5万件強ヒットする。
    • 上位のページを覗いてみると、「燃費にすぐれた車」を「高燃費」と呼んでいる模様。
  • 好燃費 - Google 検索
    • 「好燃費」で検索してみた。2万件弱。
    • 思いつきで検索してみたのだけど、必ずしも間違った言葉の使い方ではないのだろうか。
    • むしろ、優秀な燃費だと表現するには、こちらが感情が効いて適切な気もしてきた。
    • 検索窓の下に「もしかして:高燃費」と出てくるのが興味深い。

需要がないところに、ことばは生まれない?

ちょっとだけ検索してみて思ったのは
「燃費に難がある車」を表現する熟語が実はないのではないか?ということ。
まあ、そういう言葉をメーカーが広告で積極的に作るとも思えないし、
ことばって、それを必要とする人の需要があって生まれるものなのだろうか?